柱と梁のカフェ

 
 

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戸越公園近くのビルの1階をカフェにする計画。戸越公園の駅周辺には、小さな地元のお店が多く広がっていながらも、くつろげるカフェはとても数が少なく、地元の人が集まる場所になるように計画を行った。カフェで飲食をするだけではなく、アートギャラリーやショップとしての機能を付け加えることが求められた。

アートギャラリースペースでは、戸越公園にある絵画教室の子どもたちが絵を展示し、作家の方が個展の展示として利用するなど、様々な人に利用されている。また、地元のお花屋さんによるフラワーアレンジメントのワークショップや、バイオリンによる演奏会など様々な活動が行なわれている。

ショップスペースでは、那須の食材やエディブルフラワーのクッキーやお花のアート作品などが売られている。

このカフェは、約60平米という小さな面積だが、様々な使い方を受け入れるような設えが必要だと考えた。既存の間取りは細長い空間を、柱と梁によって緩やかに分割し、通りから奥の窓まで光と風を通していた。その特徴を生かし、既存の柱と梁によってショップ・ギャラリースペース・カフェの3つに分けることにした。柱と柱の間の壁は、可動棚を設けて、物販のディスプレイやアート作品を飾れる棚として利用される。柱と柱の間のベンチは、客席や作品の展示台として利用される。梁は、建具が設けられたり、植栽が吊るされたり、3つの空間を分けるために利用される。

小さな地元のカフェであるが、通りからグラデーショナルに使われ方が変化し、さらに季節によって、展示される作品によって、訪れる人によって、カフェの雰囲気が変わるような、受け皿になるようなカフェの提案。

(HaT architectsと共同設計) 

日付:2019年4月

用途:カフェ

場所 : 品川区戸越5-6-8

店舗面積:約78㎡

規模:地上3階建, 1階部分

構造:鉄骨造