Nature’s walk display wall

 
 

大宮PJ ネイチャーズウォークそごう大宮店

敷地は大宮駅の目の前にある、そごう1階にある靴屋さんの工房の設計。多くの靴がディスプレイされている一角に、靴屋さんの工房兼ディスプレイようのブースを設計する。デパートでブースを設計するため、既存の床や壁に直接部材を設置させることができず、大きな家具として設計することになった。

お客さんに靴を見てもらうディスプレイスペースと、靴の形を整えるための工房スペースが求められた。工房スペースでは、靴の形をマシンで加工するため大きな音が出ることや、粉塵が出ることから、壁で分ける必要があった。ディスプレイスペースと工房スペースを分けるためのひとつの大きな壁をどのように支えるのかを検討した。

大きな壁は、直角に交わる小さな壁によって安定するのではないかと考えた。背骨のような大きな壁は、小さな壁があるスパンで直行しながら支えられている。さらに小さな壁の間には、棚や机の水平部材が纏わりつくことで、構造を強化している。大きなひとつの壁は、ディスプレイスペースと工房スペースを分けるとともに、ディスプレイ棚や作業机など機能を合わせながらも、デパートの一角に位置する顔としての役割を持つ。

用途:工房

場所 : 埼玉県大宮区

延床面積:約10㎡