壁の並ぶ部屋

 
 

壁の並ぶ部屋

敷地は東新宿の駅の目の前、集合住宅の1室をホテルに改修する計画。東新宿は、新宿歌舞伎町に隣接し、ラブホテル街やコリアンタウン、商業施設やオフィスビルなどが様々なエリアが重なっている。そのため、多くの外国人観光客や日本人観光客などが行き来する場所になっている。近年では、多くの集合住宅が建設され、観光地としての場所だけはなく、住宅地として変化している。

このプロジェクトは、施主が集合住宅を一棟購入し、居住者が退居していくごとに、部屋をホテルに変えていく計画である。10階建ての集合住宅は、時代とともに徐々にホテルに変化していく。

部屋は30㎡ほどの面積だが、300万円という限られた予算の中で集客を望めるような空間にしなければならなかった。30mmの厚みの合板で壁を並べただけのプランを計画した。躯体がボリュームとして見えないように合板で領域をつくるように試みた。薄い合板で仕切られた空間は、それぞれ部屋のような居場所をつくりながら連続していく。周りに存在するビジネスホテルとは異なり、寝ることが目的にならず、自分で居場所を選択できるような自由な間取りをもつホテルの提案である。

日付:2019年11月

用途:ホテル

場所 : 東京都中央区

居室面積:約30㎡

構造:RC造