「台と家」2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。

◼︎設計コンセプト
築50年の壁式RC造アパートの一室リノベーション。室面積は約30㎡と小さいが、構造躯体の天井高さが2.9mと高く、3面採光で開けた眺望をもつ。通常は2人が住むにも小さい面積だが、部屋を壁で仕切らず必要最低限の機能をそれぞれ最小限の大きさの箱に納めて分散的に配置することで、明るくフレキシビリティのある住宅を目指した。

◼︎評価コメント
住宅を、建具や壁によって仕切るのではなく、様々なスケールの家具で場を作っていこうとする試みは新鮮だ。ある意味では、住宅の本質を突いた提案だとも言えるだろう。住宅は、時に仕事場であり、教育の場であり、また団欒の場でもあるが、こうした家族の姿も時間とともに移り変わる。こうした家族の変化やその時々のシチュエーションに応じて自由に場を作り変えることができるのは、かつての日本家屋が持っていた柔軟性を現代的な方法で継承しているようで、心地良い。何よりも、こうした大きな家具を動かして場を設えていくこと自体、楽しい行為だろう。

◼︎審査員
中川 エリカ 氏
手塚 由比 氏
網野 禎昭 氏
千葉 学 氏
藤原 徹平 氏

◼︎台と家
建築主   個人
意匠設計  株式会社TOASt
施工者   株式会社セットアップ
写真    中山保寛写真事務所

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