「タンバリンハウス」2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。

◼︎設計コンセプト
1階がRC造の歯科医院、2階が木造の住宅となる混構造の建物の住宅部の改修である。住宅部には、1階の歯科医院を営む夫婦2人が暮らす。 築40年の建物は、熊本地震を経験していることや、窓が開閉しづらくなっている状況があったため、耐震補強を施す必要があった。断熱材や設備機器の劣化があり、架構と外壁以外を改修することとなった。 既存の住宅は、大きな矩勾配の屋根が特徴的な建物であるが、屋根とそれを支える架構は多くが天井材によって覆われていた。また、建設当初の要望より日本家屋のような間取りとなっており、DKや和室など、2人で住むには少しずつ大きな部屋が配置されていた。150㎡の間取りに2人で暮らすため、それぞれの気配を感じながら生活できることが求められた。 建物の特徴である屋根の架構を活かしながら、ラワン合板の曲面壁を設けることで、多様な居場所が作れるのではないかと考えた。

◼︎評価コメント
特徴的な屋根架構が、空間全体に一体感を生み出している。けれども、その多くが改修前は天井材に覆われていたという。付加された曲面壁もおおらかでありながら、空間を分節し、光や視線をさえぎる効果を備えて、リビングホールとさまざまな居場所をまとめ上げる。最初に見た時、てっきり新築なのかと思ってしまった。それくらいに、建物が本来持っていた素質を解き放ったデザインだ。リノベーションとはこれほど発見的なんだ、と感心させられる。

◼︎審査員
手塚 由比 氏
伊藤 博之 氏
倉方 俊輔 氏
原田 真宏 氏
Chee Su Eing 氏

◼︎タンバリンハウス
建築主   個人
意匠設計  株式会社TOASt
構造設計  建築食堂
設備設計  大屋康幸
施工者   株式会社オンサイト
写真    YASHIRO PHOTO OFFICE

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